■ヒヤヒヤしながらも絶景の中を空中散歩 

高度感もありヒヤヒヤしながらワイヤーに沿って進んでいく

 絶景の中、断崖絶壁の岩場を進んでいくのは、まるで空中散歩。ワイヤーロープだけでなく、時には鉄の杭やはしごを伝って進む場所もあり、カラビナで繋がっているので安全と分かっていても結構な高度感があるので、ヒヤヒヤとスリリングな気持ちになる。

大人に混じって子どもまで登っていてびっくりした!

 ヨーロッパで人気のアクティビティなだけあって、10歳くらいの子どもまで大人に混じって登っていたのには驚いた。

 一歩づつ慎重に進みながら、カラビナをワイヤーにかけていく動作にも少し慣れていき、景色を楽しむ余裕も出てきた。距離自体は2kmちょっとしかないが、ゆっくり進んでいたので2時間近くかかって初のヴィア・フェラータ体験を終了した。

■非日常的な世界を体感

 最初は慣れないカラビナを留めながら進む作業に高さもあって緊張したが、慣れてくるとコツもつかんできて楽しくなっていった。もちろん一般的な山登りと比べると危険度はあるが、専用の装備をしっかり装着し、慎重に登れば初心者でも安全にチャレンジすることが可能だ。達成感だけでなく、普段味わうことのできない岩山の絶壁や、登った者だけが見られる景色は何よりのご褒美だ。

 ヴィアフェラータはヨーロッパで盛んだが日本では唯一、三重県鈴鹿山脈の御在所岳でヴィアフェラータ体験を行っていた。現在はワイヤーが撤去され体験ができなくなっているが、再開を検討中のようだ。

 一味違ったアクティビティを体験したい人には、ヴィア・フェラータがおすすめだ。