■階段の先に広がる抜群の眺望!
登山口の八上内(やかみうち)の春日神社は、少々荒れているが、その荒れ具合に風情を感じる。登山道は道標もあり、整備されているので迷うことはない。ところどころ眺望が開けた場所や、城跡の解説などもあり、歴史好きでなくても楽しみながら歩くことができる。
ただ登山道は階段に次ぐ階段で、自分の歩幅で歩けないことから、思った以上に体力を使う。
登山道を登って行くと、最初に到着するのは城主の屋敷跡である「右衛門丸跡」。そこから三の丸、二の丸と登って行く。灌木が伐採され、城跡保全がされているため、このあたりから篠山盆地が見下ろせるようになる。
本丸からの眺望は言うまでもなく素晴らしいが、城跡を見渡す景色も八上城跡の魅力だ。景色を見ながら歴史ロマンに浸ってまったりするのは至福のひと時である。