■合格祈願のダルマや絵馬、そして「姫ダルマみくじ」を発見!

 さすが菅原道真公。私がここに来てそう願うことを先読みしていたようで、こんな紙が賽銭箱の上に置いてあった。

賽銭箱の上にこんな紙が……

 「自信は努力から」――。いやもう返す言葉もない! あまりに直球ドンズバなアドバイスに動揺し、私はただただ書かれた言葉を見つめるだけで、紙を御自由にお取りできなかった。

 ああ、びっくりした。気を取り直して境内を見渡すと、なんとも心地の良い広さに、なんとも心地よい配置でぽつんぽつんと摂社や建物があり、ホッと落ち着く。

この神牛のリラックス感よ!  見ているこちらもほのぼのしてしまう。しかしなぜ牛なのだろうと調べてみたら、菅原道真公が丑年で、没したのも丑年だからなのだとか。丑年生まれとは、うちの父と同じではないか。勝手に親近感!
境内には日本最古の薬祖神社が。近年は癌封じの神様として、多くの参拝客が訪れている
これまた境内にある堺戎神社。大阪随一のえべっさんとして有名だ。この時点でかなり暑さにやられクラクラしていたので、写真がナナメっている……

 学問の神様らしく、合格祈願のダルマや絵馬が並ぶ。絵馬、かわいいなあ!

合格祈願のダルマや絵馬

 ふふふ、ではおみくじもきっとダルマ的な。そのカンは見事当たり、「姫ダルマみくじ」(300円)なるものが売られているのを発見!

 かなりユルい笑顔でノンキに見えるが、とんでもなかった! 起き上がりこぼしになっていて、突いても突いても元の体勢に戻ろうとする。なんだか勇気をもらえる……。

 「姫ダルマみくじ」のほかにも、天然石入りの「開運三角みくじ」(300円)、小さな小さな「猫みくじ」(300円)があったので購入。「猫みくじ」は、笑顔やウィンクなどキュートな表情のものがたくさんあったのに、なぜか生意気フェイスを選んでしまった……。

三角みくじの袋は、熱中症予防に塩飴を入れておくことにしよう!

 結果は大吉2つ・末吉1つだったが、過去のおみくじジャーニーで私は学んだ。大吉だとて手放しで喜べない、内容は意外に厳しいことが多い、ということを……。

 今回も例外ではなく、大吉も含め3つとも「商売」の欄に「さわぐな」とあった。神様、私がどんだけジタバタすると思ってんですか!

 しかも三角みくじには威厳と力を表す「オニキス」という石が入っていた。クッ、確かに私に今一番足りないもの、それは威厳……。

 なんですか。まとめると「アンタは仕事で何かあるとすぐ騒いで空回る。もっと堂々となさい!」ということでしょうか。

 菅原神社、恐ろしい。すべてお見通しである。