■取り違いを防ぐ「3つの対策」

 実際にどのような対策があるのか。対策も人と被っては意味がなく、名前を書くのは気が引ける。対策にそこまで費用もかけたくない。そのような方に取り違いを防ぐ対策を3つ紹介する。

 どれも容易かつ安価で実施できるため、対策したいギアによって選択してほしい。

■対策1:パラコードで差別化

パラコードで目印を付けたグローブ(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 十分な強度と利便性があり、カラーバリエーションが豊富なパラコードは目印におすすめ。最近では、100均やワークマンでも販売されている。

●シェラカップの持ち手に

取り違いしやすいシェラカップの目印に(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 シェラカップは取り違いが起こりやすいギアの一つ。スタッキングのしやすさから、重なった状態のまま気付かないこともある。

 自分のものとわかるように、持ち手にパラコードを巻くことで差別化はもちろんのこと、滑りにくくなったり、持ち手が熱くならないといったメリットも。

 ただし、火にかける際は燃えないように注意したい。難燃性のパラコードも販売されているため、使用環境に合わせて選ぼう。

●グローブは携行性を高くする

パラコードで目印を付けたグローブは携行性も向上(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 グローブはサイズがあるため、気付かずに取り違えることは少ないが、使用時以外はテーブルなどに置きっぱなしにする方も多いのでは。

 その携行性の低さにより、紛失や自分以外の荷物に紛れ込んでしまう。ここでも活躍するのがパラコード。カラビナなどに付けられるようにすることで携行性が向上し、結果的に取り違いを防止できる。

●デザインが似ているラック

色や形が似ているラックの差別化にもパラコード(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 マルチに使用できるラック類はシンプルなデザインで、軽量コンパクトなタイプが多い。汎用性の高さから複数購入する場合も多いため、取り違いには注意が必要だ。パラコードを結んで付けるだけで、チャーム風に差別化できるのでおすすめ。