キャンプギアの買い替えのタイミング? キャンプブームが落ち着いてきたため? 理由は定かではないが、最近リユースショップでキャンプ用品の販売が増えている。キャンプ愛好者にとっては、これまで欲しかったギアに出会えるかもしれないまたとないチャンスだ。

 しかしその反面、リユース商品の選び方や、注意点がわからないといった理由で購入を躊躇する方も多いだろう。

 今回はテントを例に挙げ、リユース商品を購入するメリット、デメリットを紹介する。よい商品を購入するための判断基準と注意点を知って、ぜひこれからのアウトドアライフに役立てていただきたい。

■リユース商品のメリット

 リユース商品の大きなメリットは、新品と比較し価格を抑えられる点。例えば、大手ブランドの4人用入門テントを定価で購入すると、グランドシートを含め約4万円ほどするものが、オンラインのリユースショップで調べると1万円弱〜2万円ほどで販売されている。

 キャンプをはじめる際、さまざまなギア購入で初期費用がかかり、さらに機能性やデザインにこだわるとさらに費用はかさむ。リユース商品で狙っていたアイテムを安く購入できれば、大幅に予算を抑えられるため、他に予算を回すことも可能だ。

 また、通常販売時期には人気がありなかなか購入できなかった商品が、リユースに流れてくることもある。運がよければ憧れの商品や、廃盤になり、現在は販売されていない商品を購入できるチャンスがあるのもリユース商品から選択する楽しみの一つだ。

 キャンプ歴豊富なキャンパーも、キャンプ用品の買い替えを検討する際は、リユースショップで安くよいものを見つけることで、予算は確実に抑えられるのだ。

■リユース商品のデメリット

リユース商品購入の際は、必ず隅々まで状態を確認しよう(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 リユース商品で注意したいのは経年劣化。テントは通常5年程度使用するとテントの生地が擦れたり、骨組みであるポールの歪みなど、使用する回数が多いほど劣化につながる。

 シームテープの剥がれにも注意したい。シームテープはテントの縫い目から水が侵入するのを防ぐ役割だが、テントを長期に使用していると剝がれてしまい、雨の日には浸水の原因となる。

 リユースショップでは格安で手に入る反面、使用できる期間は短い場合が多い。その点を理解したうえで、賢くリユース商品を活用しよう。