淀屋橋駅と本町駅の間、御堂筋から少し奥に入り、オフィスビルを通り過ぎると、鮮やかな色の鳥居が見えてくる。昔から船場の商人たちに「御霊さん(ごりょうさん)」「御霊はん(ごりょうはん)」と親しまれる御霊神社だ。
江戸時代後期は子供芝居・中ウ芝居(ちゅうしばい)の興行場所としても有名だった御霊神社。上方文化の発展にも深く関わる場所なのだ。
実はこの取材の撮影は、スマホをGoogleピクセル7aに買い替えた直後。搭載されている消しゴムマジック機能を使いたくて、人が映りこまないか待ち構えていた。しかしこんなときに限って誰も来ず、消しゴムマジックの出番はなかった……。