月山は山形県の中央部に位置し、花の百名山として選ばれている。夏から秋にかけてニッコウキスゲやコバイケイソウ、アオノツガザクラ、エゾオヤマリンドウなどの高山植物がたくさん咲き、高原をカラフルに彩る。筆者は7月下旬、月山でお花見登山してきたので、その様子をレポートする。

■ニッコウキスゲがお出迎え!  月山ペアリフト

リフト下にはニッコウキスゲが咲いている(撮影:川村 亨)

 今回は、姥沢(うばさわ)登山口からリフトに乗り、姥ヶ岳を経由して月山に登頂するコースを利用した。これは月山への最短ルートで、片道約3時間10分ほどだ。

 時刻は9時過ぎ、登山口から10分ほど歩いて月山ペアリフトに乗る。リフト下には、まるで登山者をお出迎えしてくれているかのように、ニッコウキスゲやヨツバヒヨドリなどの花が咲いていた。さっそく見ることができたお花たちに期待が高まる。