■走りは本格派SUV!  低重心とRR駆動はワインディングロードでもアグレッシブな走りを実現

リヤモーター、リヤ駆動はスポーティな走りを可能にしてくれる

 ID.4に積載されている大容量バッテリーは車体の下部に敷かれるように設計されている。これが低重心とボディ剛性を高めることにつながり、安定した走りを実現する。

 また、ID.4はモーターとトランスミッションを車体後軸上に配置したリヤモーター、リヤ駆動の“RR”の駆動方式。低重心との相乗効果によってカーブの多い山道などでは、軽快で安定したターンイン。立ち上がりでは力強いトラクション性能を活かし、安定したコーナーリングを可能にしてくれる。

 電気自動車の静粛性と優れたコーナリング性能は緑の山を駆け抜ける風のように爽やかで軽やかなドライブフィーリングを感じさせてくれることだろう。

PROグレードに標準装備される20インチのアルミホイールが走りを支える

■アウトドアシーンでも充分に“使えるクルマ”むしろ“使いたいクルマ”

 EV(電気自動車)のネガティブな要素を一掃し、さらにガソリン車よりも優れているところはさらに高められた印象のフォルクスワーゲン「ID.4」

 ロングドライブを可能にしてくれる大容量バッテリー。アグレッシブで安定した走りと上質なインテリアはどこかに出かけたくなる車と感じさせるID.4。

 後部座席も倒すことで、荷物の積載量は最大で1,575リッターとさまざまなギア、荷物も安心して積めるサイズ。

 これだけの要素を満たしていれば、アウトドアでの使用も問題ないだろう。フォルクスワーゲンといえば定番の「ポロ」や「ゴルフ」。SUVとしては近年、人気の「T-CROSS」などアウトドアユースとして親和性の高いモデルがそろっているが、ID.4もそのひとつとして検討する価値は十分にあるのではないだろうか。

たくさんのギアも積めるラゲッジスペースはアウトドアでの大きな味方(画像提供:フォルクスワーゲン)
高いCd値を達成した美しいボディラインも魅力

フォルクスワーゲン「ID.4」

ボディサイズ:全長4,585 全幅1,850mm 全高1,640mm ホイールベース2,770mm
重量:1,950kg(Lite) 2,140kg(Pro)
航続距離:618km(Pro) 435km(Lite)
*充電走行距離(WLTCモード、国土交通省審査値)。充電走行距離および交流電力量消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて値は大きく異なります。

充電時間:90kwの急速充電を利用した場合、約39分で80%まで充電。50kwの急速充電を利用した場合、約62分で80%まで充電可能

ラゲッジルーム:543リッター(最大1,575リッター)

車両価格:Lite ¥5,142,000~ Pro ¥6,488,000~

ID.4詳細ほかフォルクスワーゲンはコチラから

 

 自然の中で遊ぶということは自然の恩恵を受けること。我々にできることといえば、その自然に対する感謝と謙虚さを忘れることなく大切に守っていくこと。ID.4は自然環境を大切にする答えのひとつとなるのかもしれない。

 願わくば雪道や未舗装路でも安心の4WD車が登場することばかり……。RRのスポーティな走りも魅力的だけれども……。