■C&R区間初体験! 同行者(ルアー)の感想

放流された魚たちですが、清らかな流れに磨かれた美しい魚体が嬉しいです

 今回の同行者は、昨年からルアーでの渓流釣りにハマっています。本格的な釣りは海釣りから始めていたため、C&R区間はもちろん、管理釣り場にも行ったことがないそう。まず「魚の多さにびっくりしました」というのが最初の感想でした。

 ただし、「自然河川ならもっと簡単に釣れるのに、小さい魚でも賢い!」と苦戦した部分もあるようです。それでも何とか最初の一匹を釣り上げたときは本当に嬉しそうでした。

 当日は「川の駅上野」裏で釣りをした後、移動して支流(一般エリア)で楽しみました。最後に一番下流のC&R区間で釣りを開始して早々、筆者も羨ましいほどの見事な尺上ヤマメをネットに入れ、「今までで釣ったヤマメの中で一番大きい!」と喜びに目を細めていました。

渓流魚たちに適した生息環境を維持することも大切ですね

 海外(欧米)ではかなり以前よりC&Rのルールが浸透しています。現代の日本における河川環境は、決して豊かとは言えません。未来へ持続する釣り場作りには、C&R区間やゾーニング(主に釣法による区間分け)などの工夫が必要だと考えられています。全国にあるC&R区間(エリア)は、川の規模や様子を含めて非常にバリエーションに富んでいます。ぜひ色んな場所に足を運んで、お気に入りの場所を見つけてみてください。