■キャンプは意外と時間が余る
初心者キャンパーと中級者キャンパーで最も差が出るのが準備と設営だ。中級者キャンパーはギアを厳選することで、必要最小限の荷物で準備が完了する。
また、設営から荷物の配置までイメージすることによって効率的に設営でき、時間に余裕が生まれる。
結果、中級者キャンパーには時間が余る。もちろん余った時間こそキャンプの醍醐味であり、何もしない贅沢を求めている方も多いだろう。
だが今回は、グルキャンやソロキャンで試してほしい余った時間の過ごし方について紹介する。普段とは違う過ごし方が、キャンプのより一層の楽しさに気づくきっかけになれば幸いだ。
■グルキャンには交流を。ソロキャンには集中を。
キャンプでの楽しみ方は人それぞれ。自然の中で非日常感に浸るだけでキャンプの醍醐味を味わうことができる。
ましてや中級者キャンパーとなると、よりラクに、より無理せずに過ごす方が増える印象だ。
そこに普段とは違った遊び心をトッピングしてみてはいかがだろうか。無理をするわけでなく、普段より少し挑戦してみるのだ。
グルキャンには普段より一歩進んだ交流を。ソロキャンには普段より深い集中を感じてもらいたい。
■おすすめな過ごし方5選
●1. ゲーム
1.「ナンジャモンジャ」
ジャンル:カードゲーム
プレイ人数:2〜6人
対象年齢:4歳〜大人
所要時間:約15分/1回あたり
【参考サイト】https://amzn.asia/d/hZXQqAU
山札から1枚ずつカードを引いて12種類のカードに名前を付けるゲームだ。
すでに名前が付けられたカードの場合は、その名前を思い出して一番に叫ぶとカードをゲットできる。最終的にカードを一番集めた人の勝利。
このゲームの醍醐味は、2回目以降にある。1回目に付いた名前が忘れられずみんな混乱するだろう。
名前を覚えるだけなので、小さな子どもも楽しめる。ワイワイ盛り上がること間違いなしだ。ただし、盛り上がりすぎて大声を出し他人の迷惑にならないよう注意が必要。
2.「コヨーテ」
ジャンル:カードゲーム
プレイ人数:2〜10人
対象年齢:10歳〜大人
所要時間:約15〜30分/1回あたり
【参考サイト】https://amzn.asia/d/08iAKpE
数字や特殊な効果が記載されたナンバーカードをおでこにつけて持ち、その場に何匹のコヨーテがいるか推理するゲーム。
自分のカードは見ることができず、自分以外のプレイヤーのカードと相手の表情に注目しながら楽しもう。
人数が多くてもテーブルの場所をあまり必要としないため、キャンプに最適だ。
●2. フェザースティック作り
火おこしの着火剤として活躍するフェザースティック。バトニング(ナイフで薪を細く割ること)した薪をナイフで薄く削り、羽のように何層にも重ねたものだ。
羽の部分をより薄く、より長く削ることができると、ふわふわのフェザースティックが出来上がる。
本来の着火剤の役割だけで考えると、2〜3本あれば十分だが、この作業は意外と集中できて時間を忘れる。美しいフェザースティックを作った満足感と他人からの羨望。ソロキャン、グルキャンのどちらにもおすすめな過ごし方だ。
ただし、ナイフの取り扱いには注意が必要だ。最初は経験者に指導してもらい、安全に楽しんでほしい。