■経験談3. ザックのレインカバー → 背中側から水が染み込みザックの中身が浸水
ザックのレインカバーは外側を覆うもので、レインウェアの背中部分とザックの隙間は基本的に濡れ放題。
レインウェアを伝って滴り落ちてくる雨水は防ぐことが難しく、本当に濡らしたくない財布や携帯電話などは、防水のスタッフバッグへ入れておくことをお勧めする。
■経験談4. 雨水の水量によっては山行計画の練り直し、もしくは中止の判断を
雨の水量によっては、登山道に川のような雨水が流れていることも。防水性のある登山靴は水が浸水してくることはないが、水が流れる斜面はとても滑りやすく、また地面もぬかるんでいる。
歩くのが困難だと判断した場合には他のルートに変更するか、山行の中止を検討しよう。
■経験談5. 一応持っていった折りたたみ傘が大活躍
雨の日の山行にはレインウェアを着るのが一般的だが、折り畳み傘も意外と役立つ。
レインウェアだと顔はどうしても雨が当たってしまうが、傘をさすと顔が守られストレス軽減になる。使用できるシーンは風のあまり吹かない樹林帯や、山行前後の山の麓などに限られるが、折りたたみ傘はなにかと便利だ。
■経験談6. レインウェアの内側も濡れてしまった場合 → 想像以上に冷える
レインウェアを着ていても、先述のように袖や裾から雨水が入ってきて内部の服が濡れてしまうことがある。
そういった部分は外気の影響で冷え、接する手首や足首が冷えると体全体も冷えてしまう。そんな時に活躍するのが防水の手袋。手を濡らさないだけでなく、手首からの浸水も防いでくれる。