■長く使わないとわからない防水フィールドブーツのデメリット

 何においてもそうだが、やはり長く使わないとわからないこともある。

もう少しハイカットだともっとうれしい防水フィールドブーツ(撮影:野口宣存)
防水フィールドブーツの浸水が始まるのはこの赤いラインから(撮影:野口宣存)

 1足目の防水フィールドブーツは、使い始めて2~3ヵ月あたりで、継ぎ目から浸水が始まった。なお、この部分からの浸水は透明なボンドで補修可能だ。

 しかし、雨の日は防水フィールドブーツを履くというルーティーンを1年半くらい続けたところ、補修と靴底の摩耗の限界を迎えた。

 なお、2足目の防水フィールドブーツは、購入してから4~5ヵ月経過しているが、今のところ浸水はしていない。ただ構造上、浸水が始まるのも時間の問題だろう。

 さらなる意外なデメリットは、タウンユース向きではない点。アスファルトの上を歩くと非常に疲れるだけでなく、マンホールや側溝のふた、タイルといった場所ではよく滑る。靴底の摩耗も激しいので、アウトドア専用がベストだろう。

■防水フィールドブーツで、梅雨の山歩きデビューをしよう!

丸山湿原を歩いた後の防水フィールドブーツ。中は浸水もなくサラサラ(撮影:野口宣存)

 ワークマンの防水フィールドブーツは滑りにくく、それほど疲れないため、バイク、釣り、山歩きなどアウトドア現場のどこにでも履いて行ける。車の運転がしやすいのもうれしいポイントだ。

 一方、街中で履くと、滑りやすいポイントが多いうえに疲れやすい。長く使用すると継ぎ目から浸水してくるデメリットもあるが、ボンドで補修可能であることを考えると、総合的に判断して使い勝手のよい長靴だと言える。

 今回の実験は兵庫県の丸山湿原だったが、雨の山歩きを楽しめるスポットは、丸山湿原だけではない。探せば自宅の近所にもたくさん見つかるはずだ。この梅雨は、ワークマンの防水フィールドブーツで雨の日の山歩きデビューをしよう!

●丸山湿原駐車場

・住所 〒669-1222 兵庫県宝塚市境野柳谷

●丸山湿原

・住所:〒669-1231 兵庫県宝塚市玉瀬細尾

●ワークマン 防水フィールドブーツ

防水フィールドブーツ(写真提供:ワークマン)

・URL:https://workman.jp/shop/g/g2300054254151/