■初めてのマッチはやっぱり怖い
いざマッチ擦りに挑戦! 最初は火が手に燃え移るのでは、と心配していた娘。親が見本を見せて使い方を教える。火のついたマッチの先を下に向けるとすぐに燃えて危険だが、横に向けるとゆっくり燃えるので安心なことを確認。
マッチをマスターしたら、次はマッチの火を木に焚き付ける。着火剤として、先程のフェザースティックの他、松ぼっくり、周囲で拾った小枝や落ち葉を利用。
最初は火種がすぐに消えてしまい、何度もマッチからやり直し……。燃えやすいものから徐々に火を移し、大きくしていくことを学ぶ。
燃やすには空気の流れも重要。火吹き棒を使うが、息が強すぎて灰を撒き散らしてしまう。何事も加減が大事。いつも父の火起こしを横で見ている娘だが、やってみないとわからないことだらけのようだ。
■1人で起こした焚き火に大満足! はじめての火起こしで得た学びとは?
ようやく火が安定し、薪をくべていく。娘が1人で起こした焚き火の完成。初めての焚き火で、父と母にウインナーを焼いてくれた。ジュースとビールで乾杯だ。
今回の「火育」を通じて感じたことは、小学校4年生程度であれば、十分火の扱いを学べるということ。ただし、親がそばで見守ることが前提だ。
火の取り扱いだけでなく、
・芝生を痛めないように焚き火シートを使う
・火のそばから離れない
・風が強い時は取りやめる
・後始末をきちんとする
など、基本的なマナーを伝えることも重要。
普段からキャンプで焚き火が身近だった娘も、いざマッチを擦るとなると「火が怖い」と不安になっていた。「怖い」からこそ正しく知り、慎重に扱うことが大切という大きな学びを得たのではと思う。
アウトドアでの焚き火はさすがにハードルが高いと思う方は、一緒にマッチを擦ってみるという小さな体験でも、やってみる価値はあるように思う。