頑張っても、週1回しかキャンプには行けないが、それでもキャンプ専用の調理道具をすべて揃える必要があるのか、非常に悩ましい問題だ。

 筆者は、キャンプでも家庭でも使える調理道具を購入し、「二刀流」で使用している。

 これがなかなかおもしろく、キャンプ場で普段使い慣れた調理道具を使用していると、家にいる感覚にさえなってくるから不思議だ。

 今回は、キャンプ場でも自宅でも使用できる筆者おすすめの「二刀流の調理道具」を5つ紹介する。これからキャンプをはじめたい、道具を揃えたいと考えている方は参考にしてほしい。

■その1 焚き火で調理ができる鉄フライパン

鉄フライパンは使い勝手がよく、フッ素樹脂より長持ちするから実はお得だ(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 筆者の鉄フライパンの歴史は、5kgのダッチオーブンをアウトドアショップへ買いに行った時にはじまる。

 ネットで話題のダッチオーブンを実際に持ってみると、想像以上に重くビックリした。この段階でダッチオーブンを持って行くのは辛いと判断し、自分の腕力に合わせた2kgの鉄のフライパンをネットで購入することに。

 結果、これが大正解。キャンプの焚火でハンバーグを焼くと、家庭のガスコンロよりも外側は香ばしく、中はジューシーに。

 筆者がキャンプへ常に持っていくのは、家庭でも頻繁に使える卵焼き用の鉄フライパンと小さめの鉄フライパンの2つ。鉄フライパンは使わないと、カビやサビが広がり劣化すると使い物にならないので注意しよう。