■基本はコレ ~ごはんの炊き方~

 炊飯は分量の水を入れて火にかけるだけと超簡単。一般的な大きさの固形燃料なら着火して火が消えるまでの約20分間そのまま待つだけでOKだが、ここではバーナーを使用した場合で説明する。また、米は無洗米を使うと研ぎ洗いしなくて済むので野外で便利だ。

●【step1】一合の分量を覚えておこう

 使用したのは1.8合ほど炊けるメスティン。フタに一合の米を入れると1mmほど足りない高さ。自分の所有
するメスティンで分量の目安を確認しておくと便利。

●【step2】米を15~30分ほど浸水させる

 米に分量の水を入れ、15~30分ほど浸けて吸水させる。水の量は米の1.2倍ぐらい。一合の米に対して水200mlがベストだ。持ち手の金具に対する水位で水の量を覚えておこう。

●【step3】フタをして火にかける

 最初はやや強火から中火ぐらい。10分ほどで沸騰してくるので、吹きこぼれはじめたら、とろ火に調整。フタが浮くようなら石などの重しを乗せておく。

●【step4】とろ火で10分ほど炊く

 湯気が減り、パチパチと焦げる音や香ばしい匂いがしはじめる。これを目安に火からおろし、メスティンをひっくり返してタオルなどで包み、10分ほど蒸らす。

●【step5】炊き上がり

 蒸らしが済んだらフタを上に戻せば、ふっくらしたごはんが完成。メスティンで調理するときは容器やフタが熱くなっているため、軍手を使うと安心だ。

 

【soto 2021 vol.1 より再編集】