■随所に見られるリオレの「こだわり」

各サイトには可愛らしい絵柄の木製プレートが設置されている(撮影:ヒラマツアユコ)

サイトは全部で6サイト。筆者が利用した「ふくろう」サイト(撮影:ヒラマツアユコ)
サイトはソロキャンプにちょうどいい広さ(撮影:ヒラマツアユコ)

 キャンプ場をつくるにあたって、こだわったポイントを伺ってみた。

●こだわりポイント1 生きている木は活かす

 サイトの間隔や広さは統一されていない。なるべく生きている木を優先し、立ち枯れの木を切ってできたスペースをサイトにするこだわりがあったため。

●こだわりポイント2 サイト内の段差は少なく

 場内に車の乗り入れはできないが、カートは入れるようサイト内の段差を少なくした。その結果、副産物的にバイクの横付けができる仕様になったとか。

●こだわりポイント3 各サイトの名称は生き物の名前

 サイト名は山にいる生き物の名前で統一。気づいたらうさぎサイトがふたつになってしまったそうだが、そんなところもご愛嬌だ。

●こだわりポイント4 雨水を活用

 キャンプ場は山の頂上にあり、湧水などはない。タープを張ってタンクに雨水が貯まるようにして、手を洗ったり食器を洗ったりできるようにした。

 外から持ち込むのではなく、なるべく山にあるものを使って築きあげていったリオレ。テーブルや椅子もすべて手づくりで、画一化されていないところが、よさであり、特徴といえる。