■そのほか高尾山で見られたスミレ
高尾山では、7種類のスミレが見られた。上記で記した4種のほかに、「アカネスミレ」、「コスミレ」、「マルバスミレ」も見られたので、特徴を紹介する。
・アカネスミレ:赤紫色の花をつけ、全体に短い毛が生えているところが特徴
・コスミレ:淡い紫色か白色の花をつけ、葉の裏側は紫色をおびているのが多い
・マルバスミレ:白色の花をつけ、葉が丸いハート形になっている
筆者が判別できていないものを含めると、10種類くらい見られたかもしれない。また、今回通っていないルートや中腹にある野草園に寄っていれば、より多くのスミレと出会うことができただろう。
■野草図鑑を持ち歩いて、春の高尾山に登ってみよう
春の高尾山では、多くのスミレに出会うことができる。しかし、花の色や形が似ているものが多く、判別するのが難しい。野草図鑑を持って山に登るのがおすすめだ。花や葉の特徴をよく観察して、春の登山を楽しもう。