■おすすめの秩父ご当地グルメ

 秩父のご当地グルメと言えば、わらじかつ丼・豚みそ丼・味噌ポテトがベスト3といえるだろう。

●わらじかつ丼

大きなカツが2枚の下にキャベツが敷いてある西武秩父駅前温泉 祭の湯「祭の宴」のわらじかつ丼( 1090円)(画像提供:西武秩父駅前温泉 祭の湯)

 甘い醤油だれにくぐらせた、わらじのように大きな豚カツが2枚のっているかつ丼で、小鹿野町にあるにある「安田屋小鹿野本店」が元祖だ。その支店である「小鹿野安田屋秩父店」は秩父市内にあり、平日でも行列ができている。

 他にもわらじかつ丼を提供している飲食店はたくさんあるが、店ごとにたれの味付けやカツの形も少しずつ異なり、それぞれ個性がある。

●小鹿野 安田屋 秩父店(日野田店)

・住所:埼玉県秩父市日野田町1丁目6-9
・電話:0494-24-3188

・ホームページURL:https://tabelog.com/saitama/A1107/A110701/11002483/
※営業日時はホームページよりご確認ください

●豚みそ丼

西武秩父駅前温泉 祭の湯「祭の宴」の炙り豚味噌丼~とろろ添え~(並1090円)。みそ汁、お新香と、とろろがつく(画像提供:西武秩父駅前温泉 祭の湯)

 味噌だれに漬けこんだ豚肉を香ばしく焼き、ご飯にのせた丼もの。豚みそ丼も、店ごとに、味噌だれの味付けや、豚肉の部位など工夫が施されている。

●みそポテト

病みつきになるおいしさ! 西武秩父駅前温泉 祭の湯「祭の宴」の「みそぽてと」(330円)。(画像提供:西武秩父駅前温泉 祭の湯) 

 ジャガイモの天ぷらに、甘めの味噌だれをかけた、古くから子どものおやつとして秩父地方で食べられていたもの。

 主にお団子のように串刺しになっているが、爪楊枝で刺して食べるタイプもある。飲食店のメニューとしてだけでなく、ファーストフードとしても売られている。

 西武秩父駅に直結しているフードコートではこの3つを一緒に味わうことができる。ぜひ堪能してほしい。

●西武秩父駅前温泉 祭の湯 「呑喰処 祭の宴」

・住所:埼玉県秩父市野坂町1-16-15
・電話:0494-22-7111

・ホームページURL:https://www.seibu-leisure.co.jp/matsuri/utage/index.html
※営業日時はホームページよりご確認ください

■秩父のおすすめスポット

 せっかく秩父に来たのだから、芝桜のほかにも楽しみたい方には、徒歩でも行けるスポットを紹介しよう。

●秩父神社

秩父神社本殿の正面に施された「子宝・子育ての虎」の彫刻(画像提供:秩父神社)
秩父神社本殿の西側面に施された「お元気三猿」の彫刻(画像提供:秩父神社)

 関東屈指のパワースポットとして知られる秩父三社の一つである。秩父鉄道秩父駅のすぐそば、西武秩父駅からは1kmの距離だ。2014年に鎮座2100年を迎え、歴史のある神社である。

 現在の社殿は徳川家康が寄進したものだ。本殿にはすばらしい彫刻が彫られており、特に「子宝・子育ての虎」「つなぎの龍」は左甚五郎の作といわれている。

 また、「お元気三猿」と呼ばれる猿の彫刻は「よく見て・よく聞いて・よく話す」様子を表現している。日光東照宮の「三猿」は「見ざる・聞かざる・言わざる」を表現しているので、比較してみると、興味深い。水に浸すと文字が浮かび上がる「水占みくじ」も、ぜひ試してみたい。

●秩父神社

・住所:埼玉県秩父市番場町1-3
・電話:0494-22-0262

・ホームページURL:https://www.chichibu-jinja.or.jp/keidai/
※営業日時はホームページよりご確認ください

●いちご狩り

横瀬町のいちご園でいちごの食べ放題を楽しむ(画像提供:横瀬町観光協会)

 秩父のいちごは甘く、みずみずしい。国道沿いにも、たくさんの「いちご狩り」の看板やのぼりが並ぶ。

 電車で行くのであれば、横瀬駅近くのいちご農園がおすすめ。横瀬駅から歩いて行けるうえに、いちご農園からそのまま芝桜の丘まで歩いて行くこともできる。

 いちご狩りは早めに行かないと終わってしまうので、芝桜を見る前に行ったほうがよい。また、芝桜シーズンは予約をしたほうが安心だ。

●八木原農園

・住所:埼玉県秩父郡横瀬町3338-2
・電話:0494-22-4193

・ホームページURL:https://www.yokoze.org/shisetsu/yagihara_farm/
※営業日時はホームページよりご確認ください