■スマホ2台持ちのデメリット

 さて、スマホ2台持ちのデメリットは言うまでもなく、端末が2台必要なことと、2回線契約しなけれなならないことだ。

 端末を2台準備する点に関しては、機種変更後に使わなくなった古い端末を再利用しよう。または、中古端末を購入してもよいだろう。中古のAndroid端末であれば、数千円から入手可能だ。もちろん資金的余裕があれば、新規に端末を購入しよう。

 また、2台持ちに抵抗を感じる場合は、最近のトレンド「デュアルSIM運用」という方法もある。デュアルSIMとは、SIMスロット1にドコモ系SIM、スロット2にau系SIMというように、1台のスマートフォンに2枚のSIMカードを挿入すること。これで端末1つで2つの通信会社を利用できる。

 しかし、デュアルSIM運用するためには、対応端末が必要で、相場は中古で5000円くらいからで、新品であれば1万円くらいからある。さらに1台で通信会社2社の基地局と通信するので、電池の消耗が激しい。そのため、多めに予備のモバイルバッテリーを持って行くなどの対策が必要だ。

 2台持ちにせよ、デュアルSIM運用にせよ、2回線契約すると通信費が高くなる問題がある。格安SIMと呼ばれるMVNO(仮想移動体通信事業者)や、大手通信事業者のサブブランドを利用し、通信費を抑える工夫も必要だ。

■筆者のスマホ2台持ちの例を紹介

タフネススマホは振動に強いため、バイクナビとしても使える。画面は空の雲が映っているのであって、汚いわけではない(撮影:野口宣存)

 筆者のメイン端末は、「OUKITEL(オーキテル)」というメーカーの「WP13」という端末だ。WP13は、「タフネススマホ」というジャンルのAndroidスマホ。防水、防塵、耐衝撃に優れたアウトドアには最適な一台で、重宝している。

 このWP13で使っているのは、「mineo(マイネオ)」の「ドコモプラン」のSIMカード。mineoはドコモ、au、ソフトバンクから基地局を借りて運用しているMVNO。ドコモプランであれば、ドコモエリアで利用が可能ということになる。

 なお、契約内容は、1GBに「パケット放題Plus」という最大通信速度1.5Mbpsで使い放題になるオプションをつけて、毎月1683円+通話料金。

 続いてサブ端末は、「HUAWEI(ファーウェイ)」の「nova5T」。これは機種変更する前に使っていた、一般的なスマホ。

 この端末に入れているのは、「povo(ポヴォ)」のSIMカード。povoはauのサブブランドで、auエリアで利用できる。基本料金は、なんと0円。無課金でも128kbpsでLINEのメッセージくらいなら利用でき、従量課金で音声通話も可能だ。

 「トッピング」という課金で通信速度を上げられるため、状況によって使い分けるとよい。

 なお、筆者の場合は通話をほとんどしないため、2回線合わせても毎月の通信料は、2000円を超えることはあまりない。

 詳細は、それぞれのWEBサイトにて確認してほしい。

 アウトドアは自然が相手。したがって、平時と比べ、端末が故障するリスクも高く、スマホの電波が届かないこともある。そうしたリスクマネージメントの点で、スマホの2台持ちがおすすめなのだ。

 2台持ちが難しいようであれば、デュアルSIM運用するだけでも、登山中にスマホが圏外になるリスクを軽減できるため、ぜひ試してみてほしい。

●武奈ヶ岳

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●大船山

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●鉢伏山

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●ドコモ「携帯電話がご利用になれる登山道」マップ

・URL:https://www.docomo.ne.jp/area/mountains/

●auエリアマップ

・URL:https://www.au.com/mobile/area/?bid=we-we-gn-3005