山の中には、行ってはいけないポイントがいくつかある。知らないままそのポイントへ行ってしまうと、ケガをしたり、最悪命を落としてしまう危険がある。以下では、山の中で行ってはいけない5つのポイントについて紹介する。

■「登山道以外の道」に行ってはいけない

八幡平(岩手・秋田県)の湿原。植生を守るために木道が敷かれている(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 登山で山に入る際、登山道以外の道に行ってはいけない。理由としては、山の植生を守るためである。人の足が入ることにより地面が踏み荒れ、植生が乱れてしまう恐れがあるのだ。たとえば、湿地帯では木道が敷いてある場所が多いが、これも植生を守るために整備されているものだ。ときに、登山者のすれ違いで木道から外れて避けるケースもあるが、極力、登山道以外に入らないように努めよう。

 また、山は不明瞭な道があり、登山道を外れると道に迷ってしまう危険もある。そのため、登山においては登山道を外れて歩かないようにしよう。

■「通行禁止エリア」に行ってはいけない

三ツ石山(岩手県)の登山道。通行禁止エリアの看板(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 当たり前だが、通行禁止になっているポイントも行ってはいけない。危険箇所や保護地区などであることが多く、安全や自然保護のために封鎖されている。このような場所では、目印として看板が立てられていることが多い。また、ロープや倒木を目印にしている場合もある。看板よりも見落としやすいので、不意に通行禁止に入らないように注意しよう。