登山の装備は、ザックに収納して休憩や非常時に使う「着替え衣服」や「ツェルト」と呼ばれる簡易テントと、ストックや地図、カメラといった行動中に使うものに分けられる。

 行動中に使う装備を素早く取り出せる場所、使いやすい場所に収納することが登山中に起こる小さなストレスを解消し、装備を最大限活用することにつながるのだ。

 今回は、登山でのストレスを減らし、装備を最大限活用するためのアイテムとしてバンジーコードの活用方法を紹介する

■バンジーコードとは

 バンジーコードとは、わかりやすくいえば伸縮性のあるゴムひものこと。バックパックの前面や側面、ウェアに使用し、すぐに取り出したいものを簡易的に収納したり、裾をバンジーコードで締めることで雪や風の侵入を防ぐことができるなど、登山ではウェア、ギア問わず、持っているとなにかと便利だ。

 使用用途にもよるが、締め付けたり緩められるように工夫されている。

■バンジーコードの入手方法

●その1 100円ショップ

100円ショップのバンジーコードはすぐに使えて便利(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 ここ数年で、登山やキャンプでも使用できるアウトドアアイテムのラインナップが充実している100円ショップ。バンジーコードももちろん購入可能で、すでにコード本体にコードエンドが付いている。

 全長20cmで使いやすい長さに調整されており、装備の整理整頓にすぐに使える状態になっている。初めてバンジーコードを購入する人やキャンプ初心者はこちらがおすすめだ。

●その2 アウトドアショップ

アウトドアショップでは、好きな太さと長さを選べるバンジーコード(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 もちろんアウトドアショップや登山用品店でも購入可能だ。100円ショップ同様、すぐ使える状態になっているものから、1m単位での測り売りもある。

 測り売りの場合はそのままでは使えないため、必要な長さにカットし、末端がほつれてしまわないようライターで炙って処理し、コードロックやコードエンドを別途購入する必要がある。

 自分が使いたい場所に合わせてカスタマイズできるので、用途を考えてバンジーコードを使いたい場合はアウトドアショップなどでの購入がおすすめだ。