■横川駅の温かいお蕎麦が雨で冷えた身体に沁みる!

 横川駅の名物といえば、駅弁「峠の釜めし」だ。製造販売を手掛ける荻野屋(おぎのや)は、1885(明治18)年に信越本線横川駅開業とともに創業したという老舗だ。駅弁ブームの昨今、百貨店の催事などでも大人気となっている。もちろん駅構内にある「おぎのや」でも釜めしも売っているが、お蕎麦を啜る人の姿が多く見られた。さっほーが食べた駅弁を紹介するこの企画だが、今回は“駅弁”ではなく“駅そば”を紹介する。

荻野屋
横川駅のおぎのやのお蕎麦屋さんにて。手に持っているのは廃線ウォーク参加者限定の「峠の釜めし」
横川駅前にある荻野屋の本店

 荻野屋といえば、2022年に軽井沢駅で駅弁「峠の鶏もも弁当」と「玄米弁当」をいただいた。なかでも「鶏もも弁当」は1日3個限定という激レアな駅弁で、圧倒的な存在感を放つ鶏の骨付き肉がこのうえなく美味で、当時さっほーもいたく感動していた。

1日3個限定の激レア駅弁「峠の鶏もも弁当」を求めてAKB48岩立沙穂が信濃路へ!【動画】「さっほーの日本全国駅弁の旅」 しなの鉄道・長野県軽井沢町

以前紹介した荻野屋の駅弁「峠の鶏もも弁当」(右)と「玄米弁当」(左)。しなの鉄道、信濃追分駅にて

 荻野屋は、駅弁だけでなく横川駅でお蕎麦を提供している。週末と祝日限定で販売されているのが「親子そば」だ。今回はロケが日曜日だったので、ここでしか味わえない貴重なそばにありつくことができた。すごくコシのある麺とつゆの相性は抜群。シャキシャキのネギもよいアクセントになっている。親子そばの親子とは鶏と玉子のこと、「峠の鶏もも弁当」もある荻野屋だけに鶏肉の美味しさは間違いなく、玉子の天ぷらの中身もトロットロで非常に美味! ぜひ週末にお試しあれ。

(※「峠の釜めし」碓氷峠鉄道文化むら編につづく)

土日祝日限定の「親子そば」(撮影:編集部)