コロナ禍の影響があるにもかかわらず、2022年はキャンプが流行り、週末やバケーションにはキャンプ場の予約が埋まることも多かったのではないだろうか。
それもそのはず。『オートキャンプ白書2022』(一般社団法人日本オートキャンプ協会刊)によると2021年のオートキャンプ参加人口は750万人! 2020年に比べて参加人口が23%も増えている。そのため、キャンプを楽しむ人口が増えるほど、キャンプ場でのマナーが大切となってくるだろう。
参考URL: https://www.autocamp.or.jp/post-14578/
夜中まで騒いだり、大音量で音楽を聴いたり、ゴミを放置するなどは、もちろんNGだ。しかし、キャンプ場での「タバコ」「子ども連れ」「犬連れ」は実際どうなのか? 気を遣い過ぎても、せっかくのキャンプが疲れるだけ。ただ、気を遣わなかった場合は周りの迷惑になることも。
キャンパーはそれぞれ自分なりの時間を楽しみにしている、だからこそお互い気持ちのいいアウトドアライフを楽しむにはどうしたらいいのか。「タバコ」「子ども連れ」「犬連れ」などのグレーゾーンはNGなのか、気をつけるべきマナーとは? それぞれ解説していく。
■タバコは絶対NGなのか
キャンプ場での喫煙はNGなのか、それはキャンプ場のルール次第だろう。喫煙前にキャンプ場の公式サイトでルールを確認するか、直接管理人さんに聞く必要がある。
キャンプ場での喫煙に欠かせないのが灰皿だろう。山火事防止のために、火の始末は大事だ。「来た時よりも綺麗にして帰る」というキャンパー同士の暗黙のルールを肝に銘じ、責任を持って処分するよう意識しよう。
吸い殻や匂い、火の危険性がない電子タバコなら、喫煙NGのキャンプ場でもOKなのではないかと考えている方は少なくないはず。実際、キャンプの際だけ電子タバコを使う方もいるそうだ。しかし、キャンプ場によっては全面禁煙(電子タバコも含む)のため、注意が必要。
喫煙がOKの場合でも、必要最低限のマナーを意識しなくてはならない。特に大事なのは、他の利用者の方への配慮。「他人が吐き出した煙を浴びるのが好き」なんて方はもちろんいないので、風向きや近くに他キャンパーが居るかの確認は欠かせない。