高機能なアウトドアリュックは活用の場所を選ばない。ビジネススーツとのアウトドアリュックのペアリングも、今となっては令和らしいコーディネートだ。

 今回はデイキャンプや軽登山、そして仕事にもちょうどよい容量15〜20Lのアウトドアリュックを5つ紹介する。

■おすすめ1 コールマン「ウォーカー15」

2022年にリニューアルしたコールマン「ウォーカー15」(撮影:Yui Ichihara)

 まずは、筆者愛用のコールマン「ウォーカー15」を紹介したい。容量15LでA4収納対応。背中にほどよくフィットするコンパクトさが特徴だ。

高いクッション性が特徴のコールマン「ウォーカー15」の背面(撮影:Yui Ichihara)

 背面パネルとショルダーベルトは、クッション性が高く弾力がある。ショルダーベルトのズレ落ちを防ぐリムーバブルチェストベルトとの相乗効果で、万年肩こりに悩まされている筆者の肩への負担を軽減してくれる。

コールマン「ウォーカー15」のフロントポケット(撮影:Yui Ichihara)

 ポケットはフロントに2つあり、うち1つにはキークリップがついている。鍵やパスケースなどを取り付ければ、紛失防止に便利だ。

コールマン「ウォーカー15」の内側(撮影:Yui Ichihara)

 内側には、パソコンや書類などを入れる大きい収納ポケットと、ペンや小物用の小さな収納ポケットがある。こちらにもキークリップがついている。

 実際に荷物を入れてみた。ソロのデイキャンプの場合、水筒・折りたたみミニテーブル・レジャーシート・調理道具・ランタンなど、テント以外の道具がちょうど入るサイズだ。仕事の場合、パソコン・Wi-Fi・名刺ケース・筆記用具・ノート・書籍など、ビジネスシーンでお決まりのアイテムが一通り収まる。

デイキャンプでの使用イメージ。ブランケットや食料品なども収納できる(撮影:Yui Ichihara)
仕事での使用イメージ。MacBook Air(13.3インチ)が内側の収納ポケットにちょうどよく収まる(撮影:Yui Ichihara)

 個人的には、デイユースも配慮されたアウトドアリュックの模範生だと感じている。シンプルな見た目は年齢・性別問わずに使える。価格も5000円前後とリーズナブルで、大手アウトドアブランドのたしかな商品を手頃な価格で手に入れたい人におすすめだ。

サイドポケットの縁のゴムは、ゆるくなりやすいため注意(撮影:Yui Ichihara)

 ただし、難点なのがサイドポケット。2〜3回ペットボトルを入れて使用したところ、サイドポケットの縁のゴムが伸びきってしまい、ふとした瞬間に荷物がすっぽ抜けるようになってしまった。かがむ時は注意が必要だ。

●コールマン「ウォーカー15」

・価格/5280円(税込)
・カラー/ブラック、ブラックヘザー、ヘリンボーン、ネイビー、フォレストグリーン、コヨーテ、ボタニカル
・サイズ/縦41cm×横28cm×幅17cm