キャンプの寒さ対策で、必ず注目されるのが「アウトドアストーブ」。しかし、ストーブがなくても暖かく過ごすことはできる。現に、ファミリーキャンプをしている筆者はアウトドアストーブを使用しておらず、代わりに電気を使うことで冬でも暖かくキャンプができている。

 そこで、あえてアウトドアストーブを使わない理由と、電気に頼りながら行う寒さ対策を紹介しよう。

■アウトドアストーブを使わない理由

定番のアウトドアストーブにはデメリットもある

 冬のアウトドアといえば、暖を取るためにストーブを想像する人も多いだろう。しかし、筆者はテント内にストーブを入れるのには抵抗があった。なぜなら、一酸化中毒の危険があるためだ。

 一酸化中毒は、換気をしないままガスが燃え続けることで酸素不足になり、不完全燃焼を起こすことで一酸化炭素が発生して中毒になること。吐き気や眩暈、頭痛を引き起こし、最悪の場合、命の危険性もある。

 定期的な換気や一酸化炭素チェッカーなどを使えば、安全に使用することはできると言われているが、子どももいるファミリーキャンプでは火傷などの心配もあり、筆者はストーブをあえて使わない選択をした。