SNSを覗いてみると、愛犬とアウトドアアクティビティを楽しむ方々が増えているように思える近ごろ。その一方で、トラブルに見舞われた飼い主も少なからずいるのではないだろうか。
「わが家はちゃんとしつけているから大丈夫」と思っていても、その慢心が仇になるかもしれない。いつもとは勝手が違うキャンプ場やSAで「迷惑な飼い主キャンパー」にならないためにも気をつけたい、「NGマナー」とその対策法を紹介していく。
■気をつけたい、NGマナー
●その1 周りに他犬がいるのにおもちゃ/おやつ
「今日は遠出をするから、愛犬の為におもちゃ/おやつを持っていこう」と考える方も少なくはないはず。しかし、その際には「場所」と「状況」に気をつける必要がある。
行き慣れた公園やドッグラン、そして見知ったワンちゃん達となら、おやつをあげたり、おもちゃで遊んだりするのは問題ないかもしれない。(ドッグランによっては、おもちゃ/おやつが持ち込みNGのため注意)
しかし、いつもとは勝手が違うキャンプ場、休憩の際に立ち寄るSAのドックランでは、「初めて」会うワンちゃんに気をつける必要がある。とくに、おもちゃ/おやつが原因で犬同士のトラブルも起こりやすくなるため、おもちゃ/おやつを出す際は周りに他のワンちゃんがいないか確認してからにしよう。
●その2 キャンプ場について「すぐ」に隔離 / 繋ぐ
キャンプ場についてすぐはギアの荷ほどき、テントの組み立てなど、やるべきことが盛りだくさん。その間、愛犬を車に隔離したり、どこかに繋ぐ必要がある。
しかし、キャンプ場までの車旅で、すでにストレスがたまり気味の愛犬を放置して、すぐにキャンプの準備をするのはおすすめしない。無駄吠えや要求吠えの原因となり、周りのキャンパーに迷惑をかけてしまう可能性もある。
なによりもキャンプの準備を終えて「やっとゆっくりできるぞ」と思って愛犬を見たら、落ち着きがなくて元気が有り余っている、なんてことにもなりかねない。
キャンプ場について「すぐ」は愛犬と周りを一周するなどして環境に慣れさせる必要がある。ある程度、ワンちゃんを疲れさせてから、落ち着いてキャンプの準備に取り掛かるのがおすすめだ。