「冬キャンプに行きたいけど、寒さ対策ってどうしたらいいの?」

 こんな疑問を感じているキャンパーもきっと多いはず。そこで今回は、必ず知っておきたい基本的な冬キャンプの防寒対策について、3つのポイントに分けて解説していこう。

■1.テント内の断熱

 それではまず「テント内の断熱」についてみていこう。

●地面からの冷気を遮る

一番下に銀マットを敷いて地面からの冷気を遮る

 必ずやっておきたいのが地面からの冷気を遮ること。地面からの底冷えはかなり冷たいため、対策無しではテント内で快適に過ごすことはできない。そこで、銀マットなどの断熱シートを使って地面から冷気を遮ろう。その上にマットやカーペット類を引けば、地面からの冷気をシャットダウンできる。

●寝袋下も断熱する

寝袋の下にもR値の高い断熱マット(または銀マット)を敷いておく

 冬キャンプでは、寝袋の下も断熱する必要がある。なぜなら、寝袋の下(背中)は潰れてしまうため、本来の保温力が発揮できないからだ。「コットを使うから床だけで大丈夫でしょ?」と思っている方も多いかもしれないが、冬の寒さを侮ってはいけない。

 寝袋の下に断熱マットを敷くことで、背中の冷えを解消できる。ちなみに、断熱マットは「R値」が高いものを選ぼう。R値が5くらいあれば冬は快適に過ごせる。しかしR値の高い断熱マットとなると、それなりにコストも嵩んでしまう。

 そんな時は銀マットでも十分に代用可能だ。ちなみに筆者は、キャプテンスタッグの定番マットで軽く断熱している程度。床面と寝袋の下は二刀流で断熱しよう。