沖縄は寒い時期でも軽装でいられるし、安い宿泊施設も多く、食費もかなり抑えられるので、自転車乗りには最適な旅先の一つだと思う。ここ最近は、沖縄のローカルにもファミリーキャンプが人気。そのおかげで、以前は電話でしか予約が取れなかったキャンプ場が、ネット予約やLINE予約に切り替わり、24hいつでも自由に予約ができるようになったことも嬉しいニュースだ。

 自転車に関していえば、毎年11月に「ツール・ド・おきなわ」というロードレースが開催されていて、島内にも那覇を中心にロードバイクのプロショップがある。地元のロードバイク愛好家も非常に多い。人気の理由は、やはり暖かい気候にある。年間の平均気温は23℃。真冬でも15℃前後なので、サイクリングジャージ1枚でも走れるからだろう。

■ロードバイクが主流だが、じつはオフロードにこそ沖縄らしさが詰まっている

ロードバイクで南北を走っていた頃。舗装路も楽しかったが、森が広がるグラベルエリアのほうがもっと楽しい

 以前は、私も本島をロードバイクで走っていた。しかし、ここ最近はグラベル(砂利道)バイクの方が主流になり、走るエリアは北部のやんばる方面に絞っている。農地の近く、海岸沿い、島民のための生活道の至るところに魅力的なグラベルが広がっていることを知ってからは、「沖縄やんばるグラベル」に取り憑かれているように走りまくっている。背の高いトウキビ畑や、ブロッコリーのようなもりもりした木々が林立する“沖縄ならではの景色”は、オフロードにこそあるのだ。

 じつは今回の旅は旅行支援割を使ったので、あえてリゾートホテルを選んだが、これまでキャンプ、ゲストハウス、ホテルとあらゆる宿泊施設で自転車旅をしたことがあるので、過去の情報とともに書いていく。

■沖縄の自転車旅は名護スタートがおすすめ

 沖縄本島は南北に長く、玄関口となっている那覇空港は南側にある。ひめゆりの塔や平和祈念公園などの観光地は空港南部に固まっているが、北に行けば行くほど自然が濃くなっていくので、自転車でグラベルや山道を走りたいなら北へ向かう方がおすすめ。

バス会社によっては快く引き受けてくれる(要確認)。この日は旅行支援割期間中なので、他の客の荷物も多かった

 沖縄自転車旅を始めた頃は、那覇から約70kmの道を延々と走って北部やんばるへと向かっていたが、最近は空港から出ている高速バスに乗って、交通量が多いところはワープして名護バスターミナルからスタートした方が楽しめることに気がついた。バスのチケット代は2300円(2022年年末現在)で、自転車の積載料金はとくにかからない。他にもフェリーが那覇空港から名護、本部まで出ている。