ロードバイクやMTBでレースを目指してトレーニングするようにガチで走るよりも、もっと気軽にスポーツバイクを楽しめるのが自転車版お散歩である「ポタリング」。「ポタリング」とは「のんびりする、ぶらつく」といった英語の「potter(ポタ)」が語源とされている日本独自の自転車用語だ。
お気に入りの自転車と一緒にのんびりカフェ巡りをしてみたり、秋風に吹かれながら海や川沿いを走ってみたり、楽しみ方は無限大。
ルールはひとつ、頑張りすぎないこと! 自転車初心者や体力に自信のない人も、ゆっくりお散歩気分で自転車を楽しもう。
■ポタリングの持ち物や出発前の準備は?
・持ち物
できるだけ身軽な状態で楽しみたいからこそ、荷物は最小限にまとめよう。飲み物、貴重品、汗拭き用のタオルと自転車用の鍵をショルダーバッグやリュックなど両手が空くように詰めて準備OK。
自分でパンク修理ができる人はパンク修理キットもお忘れなく。パンク修理が苦手な人は、パンク修理に対応してくれる自転車屋さんをあらかじめ調べておいて、念のため現金を多めに持っていこう。
出先で何か買おうと思っている人は、少し大きめのバッグにするか、コンパクトに折り畳めるナイロン生地のサコッシュ(サイクリスト向けのショルダーバッグ)を持っていくのが良い。
・出発前にはメンテナンスを!
「いざ出発!」の前には、自転車のセルフメンテナンスをする。
ライトの充電は満タンにしておく。タイヤには規定の量の空気を入れておく。ネジの緩みなどないか、地面から10cmほどの高さから自転車を落としてみて異音がしないかチェックする。ホイールのクイックレバー(ホイールを車体フレームに取り付けるレバー)は閉まっているか目視する。
簡単なメンテナンスでも、出先でのトラブルを減らすことができるため、毎回必ず取り組もう。