バイクでのキャンプツーリングは、車でのキャンプと比較すると持って行ける荷物の量は少ない。そのため少ない荷物で如何に快適なキャンプを行えるかは、道具選びに大きく左右される。

 今回はキャンプツーリングでの経験を踏まえたうえで、道具を選ぶ際のポイント2つと、その実例として筆者が実際に使用しているグッズを紹介する。

■1点で複数の役割を持つ道具が良い

今回紹介する「Superway」のLEDランタンのケース(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 キャンプツーリング用のギアは、1つあれば複数の役割を果たしてくれるようなものを選ぶとよい。この条件に合致するギアとして筆者が愛用しているのが、「Superway」のLEDランタンだ。

ケースの中。充電用のケーブルや、カラビナなどが入っている(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 コンパクトな形状のLEDランタンは、ガスランタンやガソリンランタン、それを模した形のLEDランタンと比較すると、大きさはかなりコンパクトだ。それだけでもキャンプツーリングとかなり相性が良いギアとなっている。

明るさを最大にすれば、広い範囲を照らせる(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 このLEDランタンは3種類の灯りに赤色灯を加えた4色での切り替えができる。明るさの調節は100段階まで可能で、最大光量で照らすと1200ルーメンにまで及ぶ。ソロキャンプとなることが多いキャンプツーリングでは、十分すぎるほどの性能だ。

■もう1つの役割はモバイルバッテリー

本体側面のUSBポート。ランタンへの充電はUSB-Cで行う(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 このLEDランタンが有しているもう1つの役割が、モバイルバッテリー機能だ。本体側面にあるUSBポートからの充電が可能。出力は最大で2.4Aあるので、タブレット端末の充電にも対応できる。

 電池容量は13400mAhと、スマートフォンのフル充電2回以上が可能だ。スマートフォンでナビをしながら走るキャンプツーリングにおいては、心強い味方となる。

ケーブルを差し込むだけで充電が始まる(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 筆者が使用した体感では、キャンプツーリングにおいて最大光量にすべき場面はほとんどなかった。スマートフォンを満充電させ、明るさ10で一晩中つけっぱなしにしていても、翌朝残っていた電池残量は7割を超えていた。ランタンとモバイルバッテリーの両方をこれ1つで果たせる、非常に便利なギアだ。

●Superway LEDランタン

参考価格/9980円(税込)
カラー/カーキ・ブルー・シルバー
使用時/幅10.8×奥行3 ×高さ9.6cm(本体のみ)
重量/350g(本体のみ)