キャンプをするなら、焚き火がしたい。そう考える人は少なくないだろう。もし、1000円未満で本格的な焚き火体験ができると聞けば、ぜひやってみたいと思う人も多いのではないだろうか。

 しかも、ライターやバーナーなどではなく、ファイヤースターターで着火をする焚き火は、サバイバル感があって楽しめること間違いなし。

 今回は100均で購入できる7つの焚き火グッズと、着火までの工程を紹介しよう。

■準備するもの

焚き火体験のために準備するのは、100均で購入できる7つの道具だけ(写真:田芝也友

 準備するものは7つ。マルチツールを除いては全て100円なので、実質990円(税込)で揃う。

●ファイアースターター

 100均のファイアースターターはマグネシウムの棒は小さいが、着火能力は十分にある。力を入れすぎるとマグネシウムが抜けたり、折れたりするので注意が必要だ。サイズは小さいが、マグネシウムとストライカー(こする鉄部)がひもでつながっているため、紛失する心配がなく、安心して携帯できる。

●焚き火台

 サイズはかなりコンパクトなので、大きな薪は燃やせない。ちょっとした焚き火、食材を軽く炙る程度には問題なく使用できる。2枚の金属プレートをつなぎ合わせて使うため、どこにでも収納できる点も魅力の1つ。

●マルチツール

トンカチの代わりに薪で叩き込めば、十分薪割りも可能(写真:田芝也友

 今回紹介するグッズの中で、唯一の300円商品。11種類のツールが入っており、今回使うのはミニナイフがメインだが、キャンプでは重宝する。コツを掴めば、まき割りも可能だ。

●火吹き棒

 伸縮タイプで、収納時は16cmだが、伸ばすと40cmの長さになる。口元にシリコンがついており、口当たりは気にならない。

●麻ひも

 火起こしのお助けアイテム。天然の着火剤。ひもの状態でも何かと便利だが、ひもをほどくと火の粉をうけとる火口(ほくち)になる。

●カッターノコギリ

100円とは思えない切れ味と耐久性がある(写真:田芝也友

 カッターナイフと思いきや、刃がノコギリになっている優れもの。刃は強く、力を入れても折れたり曲がったりはせず、直径5cm程度の薪であれば、十分切断ができる。

●焚き火用シート

 サイズは30cm×30cmと小さいが、100円なので贅沢はいえない。耐熱温度は260度と性能的に問題はない。ステンレストレーを上におくことで、ススなどの掃除が楽になるので、合わせて使うのがおすすめだ。