■3. ピローを衣類をつめたバッグで代用

ピローの高さはつめ込む衣類の量で調整できる(撮影:田芝也友)

 衣類をつめたバッグはピローの代わりになる。とはいえゴツゴツした大きなバッグでは寝心地も悪く、多くの衣類を詰める必要がある。

 対策としては衣類用のポーチや小物を入れるポーチがあればそちらを使うのがおすすめだ。どうしてもゴツゴツしたバッグしかないときは、タオルなどを被せると肌触りが改善されるのでぜひ試してほしい。

■4. 食器類をクッカーやメスティンのふたで代用

熱伝導がいいものは熱くなるので触るには手袋が必要(撮影:田芝也友)

 ファミリーキャンプで食器類を忘れると致命的だ。クッカーやメスティンのふた、まな板などを活用し、食器代わりにしよう。

 調理をしながらだと、ふたが必要な場合が出てくるので、調理が終わった後で食事をするのがよい。料理が冷めてしまってもメスティンのふたであれば、直火でそのまま温めることもできるので万能だ。

■5. ランタンを懐中電灯やスマホのライトとビニール袋で代用

しっかり手元が見えるくらい明るくなる(撮影:田芝也友)

 ランタンを忘れたときは、懐中電灯とビニール袋で簡易ランタンを作ることができる。光量は少ないものの、辺りをほんのり照らしてくれるので、手元が見えやすくなって便利だ。

 袋がないときは、ペットボトルを使ってランタンを作ることもできる。ペットボトルに水を入れ、下部からライトを当てると光が広がり、周辺が明るくなる。牛乳などで水を白く濁らせるとより明るくなるので試してみよう。

■忘れ物をしても代用品で快適なキャンプライフを

 キャンプに忘れ物はつきものなので、今回のような対処法を覚えておくと安心だ。また、紹介したキャンプギアの代用方法の3から5は、災害時など、いざという時にも役立つので覚えていて損はない。

 とはいえ、忘れないに越したことはないため、よく忘れ物をする人はキャンプ用のチェックリストなどを準備しておこう。