■手長神社の中にある松尾神社

酒造りの守り神といわれる「松尾様」を祀る「松尾神社」(長野県諏訪市)(撮影:ヒラマツアユコ)

 酒蔵めぐりを終えた後、酒造りの神様が祀られているという「松尾神社」を訪れてみた。松尾神社は上諏訪駅からほど近い場所にある「手長神社」の境内に建立されている。長い階段を登り、松尾神社を参拝。

 毎年10月に、諏訪エリアの酒造会社九蔵が集まり、良酒醸造と安全を祈願する例祭を行う。おいしい酒造りには、厚い信仰心も欠かせないようだ。

手長神社は191段の階段を登り切った所に鎮座。下から望むと長く遠い道のりに感じられる(撮影:ヒラマツアユコ)

■気になったらどんどん聞いてみる、それが試飲の楽しみ

舞姫の店頭に飾られている杉玉と樽酒(撮影:ヒラマツアユコ)

 コロナ禍で形式が変わったとはいえ、お酒のことで聞いてみたいことがあれば、積極的にお店の人に聞いてみることをおすすめしたい。前出の株式会社舞姫・三好さんも「自分自身がの日本酒初心者なので、初心者の方の気持ちがよくわかります。使われているお米の特徴や選ぶポイントなど、どんどん聞いていただきたい」と話していた。

 季節ごとに試飲できるお酒の種類も違う。同じ季節でも、その年の気候によって味は変わってくる。試飲して、そのときの自分好みのお酒を手に入れてゆっくり味わう。これも日本酒の楽しみ方のひとつではないだろうか。

 

※五蔵とも試飲受付は営業時間終了の30分前まで

※この記事の情報は2023年1月現在のものです。内容が変更される場合もありますので、最新の情報はリンク先のHPでご確認ください。