■大展望の「金時山」山頂

 山頂には、それはそれは見事に裾野を広げた富士山と、登りの途中に眺めてきた箱根方面へのパノラマビューが待っています。足元の露岩には、ここが県西部の一帯で構成されている箱根ジオパークの一部だと、実感することができるでしょう。

 帰りは同じルートを40分ほどで戻ります。頂上時間を優雅に過ごせるのが最短コースの最大のメリットです! 「金時茶屋」「金太郎茶屋」の2軒のお店のほか、バイオトイレも設置されているので、名物のカレーうどんやなめこ汁など頂きつつ、素晴らしい景色と、大自然の造形を思いっきり堪能しましょう!!

「金時山」山頂。富士山の絶景が一望のもとに!
名物なめこ汁は元祖金時小屋で

■立ち寄りスポットにおすすめ「道の駅 足柄・金太郎のふるさと」

 早出した山行で時間にゆとりがあるときなどは「道の駅 足柄・金太郎のふるさと」への立ち寄りがおすすめです。建物内はそれほど広くありませんが、タワー型のディスプレイは程よいギッシリ感で、商品が手に取りやすいように並べられています。気が付くとついつい長居してしまいますよ。

買い物ゴコロがくすぐられる陳列!「道の駅 足柄・金太郎のふるさと」店内(画像提供:「道の駅 足柄・金太郎のふるさと」)

 入口に対面して併設されているグルメ処「ふるさとゴハン食堂」では、器からあふれる足柄牛や相州牛が強烈なインパクトの丼や、JAF主催2022年「道の駅ひんやりスイーツ選手権」で第2位を獲得した「足柄茶ソフト」に目を奪われます。

「相州牛」うにトロ牛めし~味噌汁・小鉢つき~3580円(税込)のインパクト!(画像提供:「道の駅 足柄・金太郎のふるさと」)
「道の駅ひんやりスイーツ選手権」第2位「足柄茶ソフト」は甘すぎずさっぱりして美味しい! トッピングされているのは天狗伝説が残る市内の古刹「大雄山最乗寺」の天狗葉せんべい(画像提供:「道の駅 足柄・金太郎のふるさと」)

 登山後の空腹をガツンと満たすもよし、地元の幸が織り込まれた和スイーツもよし、ちょっとした手土産も、「道の駅 足柄・金太郎のふるさと」に立ち寄れば間違いないでしょう。

道の駅 足柄・金太郎のふるさと:https://www.michinoeki-ashigara.com/

伊豆箱根鉄道の終着駅名でも「検索しても見つからない山」の謎! 600年の歴史と天狗伝説の「大雄山最乗寺」参拝リポート https://bravo-m.futabanet.jp/articles/-/121927

■通行止めだった登山道が復旧

 3月30日には通行止めとなっていた猪鼻砦から山頂区間の、復旧工事が完了したとの公表があったばかり。天気のいい日を見計らって、富士山の雄大な姿を眺めに行きましょう!

■MAP 「金時山」登山への最短ルート「金時見晴パーキング」の場所【神奈川県・南足柄市】

■MAP 「道の駅 足柄・金太郎のふるさと」【神奈川県・南足柄市】