■筆者のスノーボードスクール体験談

 筆者もスノーボードを始めた当初、経験豊富な友人に教えてもらおうと試みた。しかし、友人も教えるスキルはなく、結果、正しい滑り方がわからず終わってしまった。そこで、正しい滑りを身に付けるべく、スクールの門を叩いたのだ。

 最初はスクールの受付に行くことすら、勇気が必要だったが、受付の時点からインストラクターが丁寧に段取りをしてくれたおかげで、スムーズにレッスンに入ることができた。

 筆者はスクールに通う前、ターンの切り替え方がわからず、谷回りのターンで度々転倒しターンに対して恐怖心を抱いてしまった。スクールでは、体の使い方に改善が必要であることを教えていただき、ターン切り替えの感覚を掴む技術練習を繰り返し行い、体に覚え込ませた。

 結果、たった1レッスンでターンの切り替え方のコツを掴むことができた。筆者が通った別のスクールでは、ビデオ撮影のサービスがあり、自分の目で滑りを確認できるため、改善点が明確になったこともあった。

 このようにスキー場のレッスンでは、さまざまな手法を用いた指導で改善すべき部分をピンポイントで指摘してくれるのだ。

 インストラクターいわく「一人でスクールを受ける人は珍しくない」とか。実際筆者もスクールに10回以上通ったが、一人で受講している方が大半だった。

 スクールで仲間ができ、一緒に滑る機会もできた。筆者は一人でスクールを受けてよかったと思っている。

■初心者のおすすめプラン

AMのスクールで滑り方を学べれば、ゲレンデの絶景も心に余裕を持って楽しめる(撮影:D-Okaya

 筆者おすすめのプランは、午前中はスクールで学び、午後から友人と合流するプラン。スクールを受講すれば、半日でゲレンデを簡単に滑れるくらいまで上達できる。

 お昼ごはんを食べるあたりから合流し、午後から一緒に滑る。初心者でも周りの経験者にぎこちない滑りながらついていくことができ、きっと楽しく滑れるはずだ。

 勇気が必要かもしれないが、スクールでの経験は有意義な時間になること間違いなし。ぜひ一度スクールレッスンを体験してみては。