光岳小屋の最新情報です。

 現在光岳小屋は、11月3日の営業終了翌日から避難小屋として2階と汲み取りトイレを開放しています。

 休業していた2020年は、小屋のメンテナンスに通うと、勝手口前にはうんちのサークル。トイレはえらいこっちゃ。ゴミはそこら中に点々と散らばっていました。その強烈なイメージが抜けず……。

出入り口を閉めないと中まで雪が吹き込んで、便器さえも埋まっています。使用後の戸締りは念入りに

 なので、今年は避難小屋として開放する前にいろいろと書きました。こういうのって、本当に伝わって欲しい人にはなかなかわかってもらえないものですけど……。伝われー! と思ってます。

 使用上のお願いです。室内に入るときはアイゼンを外してね。トイレの使用時もです。トイレや避難小屋の扉は、しっかり閉めて帰ってください。(雪が入ってしまいます)

 よろしくお願いします!

■一日の流れは営業しながら変わっていった

小屋開け作業中の食堂。みんなでカレーを食べて一休み。片付け、間に合うのか?!

 今年の営業前は、小屋開け準備に大体2週間を見込んであてていたのだが、準備中は「もしかして、初日を迎えられないのでは?」と、お手伝いに来てくれた誰もが心配するほど追われまくっていた。

 なんとか迎えた初日の朝は、「今日って本当にお客さんがくる日なんだよね?」と、冗談とも本気ともつかない変なテンションだった。11時頃になって、やっとスタッフ3人が集まって役割確認のためのミーティングをスタート。夕食は17時からなので、食事の支度は何時からスタートして、などタイムスケジュールを急いで決めた。

 「そんなことは事前に決めておきなさいよ」と思うでしょう。はい、ごもっとも。わたし、そういうところあるんです。あとは、やりながら決めればいいでしょう。

 夕食後は、一旦片付けと消毒をしたあと、宿泊者には山の静かな夜の時間を楽しんで欲しい、と窓全開で換気をしながらバータイム。消灯は20時。だけれど、片付けと翌日の朝ごはんの準備が終わる頃には、時計の針は22時を回っていた。   

 これでは、さすがに身が持たないな……。