いつかは冬キャンプに挑戦したいと考えているキャンパーも多いのではないだろうか。冬のキャンプには、きれいな星空、澄んだ空気、夏のような混雑とは無縁の開放的な空間など、多くの魅力がある。

 一方で、冬用キャンプ道具の購入や寒さ対策、冬季期間も営業しているキャンプ場選びなど、キャンプ初心者にはハードルが高い。

 キャンプを始めて2年のライトキャンパーである筆者が、先日、念願の冬キャンプを体験。持参した道具や経験してみて感じたことなど、これから冬キャンプに挑戦したいキャンパーに参考になる情報をレポートする。 

■冬キャンプに準備したキャンプ道具

今回新たに用意した冬キャンプ装備(撮影:作品良明)

 初めての冬キャンプを乗り切るため、筆者が用意したキャンプ道具は下記のとおり。

1. 寝袋
2. コット
3. 湯たんぽ
4. 灯油ストーブ
5. キャンプマット

 灯油ストーブ以外は、睡眠時に使用する道具ばかりとなったが、夜は気温が下がるため、その結果、寝られないのだけは避けたかったのが大きなポイント。また、焚き火や、灯油ストーブを使える時間帯は比較的過ごしやすいのではと考えてのセレクトとなった。(一番の理由は予算の限界)

■キャンプ当日の服装

 冬キャンプではレイヤリングを意識した服装が大事だ。レイヤリングとはレイヤー(層)を意識した服の選び方で、ベースレイヤー、ミッドレイヤー、アウターシェルの3つに分けられる。

 冬キャンプに挑戦した、令和4年12月28日の最低気温は-4℃だった。当時のキャンプに挑んだレイヤリングを紹介しておく。

【下半身のレイヤリング】
・ベースレイヤー:メリノウールのタイツ
・ミッドレイヤー:ヒートテックのスウェット
・アウターシェル:なし

【上半身のレイヤリング】
・ベースレイヤー:ヒートテック
・ミッドレイヤー:ロングTシャツ
・ミッドレイヤー:フリース
・アウターシェル:難燃素材のダウン