今回紹介するのは、暖かさを“1段階あげてくれる”そんなキャンプギアたち。12月に入り、1桁台の気温も多くなった。この時期のキャンプに、寒さ対策は必須だ。

 事前に触れておくと、今回紹介するギアだけで寒さ対策は完璧、というつもりはない。あくまでもキャンプにおいて、プラスアルファの暖かさを提供してくれるもの。「冬キャンプを始めてみたい」「3月の初春、11月の冬前キャンプにもチャレンジしたい」。そんな人に向けて、提案できればと思う。

 紹介するアイテムは3つ。「暖かさ」の一点において、筆者の知る限り最もコスパの良いアイテムを揃えた。合計しても1万円以下で手に入るので、ぜひとも参考にして欲しい。

■焚き火の暖房効果を高める「ウインドスクリーン」

風をシャットアウトし焚き火の暖房効果を高める「ウインドスクリーン」

 まず紹介するのは、「ウインドスクリーン」。いわゆる“風よけ”である。焚き火やBBQの際に、風から火を守ることで消えにくくするアイテムである。タイプはさまざまだが、筆者が使用しているものは、ペグで地面に固定するタイプ。高さは60cm。椅子に座ると、ちょうど腰あたりの高さである。

ペグで固定するため風にも強い

 ウインドスクリーンには、寒さ対策の観点から、利点が2つある。

 1つ目は前述の通り、風よけとしての役割。火に対する風よけだけでなく、設置方法を工夫すれば、体に当たる風も防ぐことができる。1方向からの風をシャットダウンするだけで、寒さの体感は随分と変わるので、ぜひ試して欲しい。

 2つ目の利点は、焚き火の熱を逃がさないこと。ウインドスクリーンが、焚き火の熱を反射し、逃しにくくすることで、暖かさが増す。冬キャンプでの焚き火は、まさに生命線。焚き火の熱効率を高めるウインドスクリーンは、もはや”必須”アイテムである。

HIKEMAN ウインドスクリーン60cm
価格/3021円(税込)
カラー/シルバー
サイズ/Lサイズ:高さ60cm×横幅120cm