■海外旅行の注意点

●コロナ禍ならではのリスク

 水際対策が緩和され海外旅行がより身近になったが、それでもコロナ禍ならではのリスクがあることを認識しておく必要がある。例えば、旅行先でコロナにかかった際には、言語も違うためスムーズに治療を受けられない可能性もある。また、追加の宿泊代や航空券で予想外の出費になることも。

 トラブルを避けるためにも、旅行前の外出はなるべく控え、徹底した体調管理が必要不可欠だ。ある程度のリスクを背負う海外旅行では、旅行先/旅行前での危機管理を怠らないよう気をつけよう。

●いざという時のキャンセル料金

飛行機のチケットを買う際は慎重に(撮影:ソラ)

 「自分は大丈夫」と思っていても、誰しもコロナに罹ってしまう可能性がある昨今。旅行も何が起こるのかわからないからこそ、最悪の状況を想定したプランが必要だ。

 とくに、ホテルや飛行機の予約では、他社に比べて少し価格が高くても、キャンセル料が低めなホテルや航空会社を選ぶことをおすすめする。

●必要不可欠な「リサーチ力」

 海外旅行では、いつ変わるのかわからない状況に合わせ、個人のリサーチ力が必要不可欠だ。「旅先の情勢」「為替レート」「入国手続き」など、常に更新されていく情報に目を向け、気をつけなければいけない。とくに、SNSを通して「現地で観光/在住している日本人」のか“生”の情報を仕入れるのがおすすめだ。

 今回おすすめした5ヵ国は「入国がスムーズ」「治安と情勢が安定的」「物価が安い」「円安の影響が少ない」といった点に重きを置きセレクトした。ただ、どんなに治安がいい国でも、「いつ」「どうやって」状況が変わるのかは誰にもわからない。だからこそ、なるべく多くの情報をリサーチしたうえで、理想の旅行先を選ぶ必要があるだろう。

■まとめ【絶対】NG行動

その1:渡航先/旅行前での体調管理を怠る。
その2:キャンセル料が高いホテル/航空券を選ぶ。
その3:旅行先が決まった後に「入国制限」「情勢」のリサーチを怠る。

 長く続いたコロナ禍での“在宅ワーク”や“ステイホーム”で、気軽に味わえなくなった旅先での「非日常感」。今回紹介した、非日常感をもとめるアウトドアユーザーにおすすめの国を参考に、海外旅行計画を進めていただければ幸いだ。