●古代のロマンが楽しめる「タイ」 

 世界遺産のアユタヤ遺跡をはじめ、一度は見てみたい古代遺跡が数多くあるタイ。伝統的な文化でもある象乗りやトラとのふれあいなど、刺激的な体験ができる。シンガポール、マレーシアに比べ、有名観光地以外では英語が通じにくいのがネック。

 「タイ」「マレーシア」はワクチンステータスに関係なく入国ができ、PCR検査も不要。渡航のしやすさは東南アジアの中でもピカイチだ。

●遠い国での「冒険」を望むなら「中南米」

 「海外に行くならどこか遠くに行きたい」と、強い刺激を求めるアウトドアユーザーへのおすすめは「中南米」。長距離路線でのサーチャージ額を考え、少しでもコスパをおさえたい方は、サーチャージ不要の外資系エアラインがおすすめ。

●温泉も魅力の「コスタリカ」 

熱帯雨林の中にある温泉から見上げるコスタリカのアレナル山(撮影:ソラ)

 W杯では1ー0で日本に勝利し、サッカーのイメージが強いコスタリカだが、実はエコツーリズムの発祥の地でもある。魅力的なのは熱帯地でのハイキングだけではなく、アレナル火山の麓にある自然空間の温泉。

 温泉といえば湯舟のように自然とは隔離されたイメージがあるが、コスタリカでは段々滝や渓流など、川の一部が温泉になっており、そのスケールの大きさは圧倒的だ。中南米の中でもとくに物価が高いのがネック。

●物価が安く、治安もいい「パナマ」

「カリブ海の宝石」とも呼ばれる美しい白砂の海、パナマのサン・ブラス諸島(撮影:ソラ)

 なぜ日本人にとってはマイナーなのか不思議なくらい、魅力のある国。コスタリカに負けないほどの大自然があり、なにより物価が安い。そのため、欧米やコスタリカから来る富裕層の隠れたリタイヤ後の移住地として有名だ。また、バックパッカーなどの旅行者も多く、観光名所では英語が通じやすい。

 「コスタリカ」「パナマ」はワクチンステータス関係なく入国でき、PCR検査や旅行保険など、コロナ関係で必要な手続きはないため入国はスムーズ。2022年ラテンアメリカのGPIランキングによると、コスタリカは1位、パナマは4位と、33ヵ国もある中南米の中でも治安の良さはお墨付きだ。