冬キャンプにおすすめしたいのは、焚き火調理。寒い中、あつあつ料理を堪能するのは一つの醍醐味だ。
だが、焚き火調理をすると大切なギアがススで真っ黒になってしまう。少し汚れた飯ごうやメスティンに味があると思う人もいるが、大半の人は汚れすぎると嫌だと感じるだろう。

 今回はそんな頑固なススの落とし方と大事なギアを保護する方法を紹介する。

■準備するもの

 今回はほとんど100円ショップで買えるアイテムを紹介する。

家にあるもの
・大きめの鍋
・固形石けん

100円ショップでの購入品
・粉末クエン酸
・メラミンスポンジ
・ゴム手袋

■ススの取り方5ステップ

●1. 大きな鍋に水をはる

メスティンは万能で使用頻度が高いため、ススで黒くなりがち

 洗いたいギアが入るくらいの大きな鍋にたっぷりの水を入れる。ギア全体が水につかるようにする必要があるため、浮いてくる場合は重しを乗せよう。

●2. クエン酸を水に溶かす

 水1リットルに対し、粉末クエン酸を大さじ3〜4杯ほど入れる。

【注意!】クエン酸は酸性なので、アルカリ性の性質をもつ塩素系の洗剤と混ざると有毒ガスが発生するため、使用するときは周辺に注意して作業をすること。

●3. ススのついたギアを水に浸して熱する

湯がいている時点で、汚れが落ちて水がにごることがある

 ガスコンロに火をつけ、水が沸騰するまで鍋を強火で熱する。沸騰したら弱火にして15分ほどじっくり煮立て、火を止めて30分ほど放置する。