■アウトドアすき焼きをいただく

この日のラインナップ(撮影:中村真吾)
牛肉と生卵の相性は抜群(撮影:中村真吾)

 まず、白飯はいつでもいけるように3人分、飯盒で炊いておく。今日は市販のすき焼きのタレを割り下にした簡単贅沢なアウトドアすき焼き。材料は次の通り。

材料(3人前)
牛肉(すき焼き用) 400g
長ネギ       2本
春菊        1袋
白菜        1/4
えのき       1袋  
しらたき      1袋
焼き豆腐      1丁
お麩        適量
卵         3個
すき焼きのタレ(市販用)

 鉄鍋を焚き火台の網の上に出来るだけ水平になるように設置。火力は薪の量と置く位置で微調整。先ずは熱した鉄鍋に牛脂を入れて溶かし、馴染んだら食べる分だけの牛肉を入れる。色が変わったら割り下を目分量かける。後はシェラカップの中の溶きほぐした生卵にダイブさせるだけ。

 「美味しい!」思わず声が出る美味さ!  鉄鍋に肉を投入するペースも上がっていく。ビールもすすむ!  白飯もすすむ!  ハイペースで肉が無くなっていくので、野菜類を入れることにした。春菊は食べる直前に入れ、少し馴染んだ程度でいただくのが丁度いい。

■お値段以上の冬キャンプめし!

春菊が美味かった(撮影:中村真吾)
食後、テントの中より(撮影:中村真吾)

 肉の旨味がしっかり染み込んだ野菜たちも本当に美味しかった。今回、食材にかかった費用は約3000円。1人あたり1000円程度で食べることができる簡単贅沢キャンプめしで身体が芯まで温まり、3人とも大満足。

 アウトドアすき焼きを提案していた当初は「わざわざ寒いところで食べなくても……」と言っていた妻と娘だったが、想像していたより楽しかったみたい。これを機に次回も誘ってみようと思う。ソロキャンやグルキャンも楽しいが、家族団欒で鍋を囲むファミリーキャンプもいいもんだ。