100均の釣り道具も大変充実し、非常に手軽に楽しめるようになった釣り。竿、リール、釣り針などの道具が必要なことは釣り未経験者でも容易に想像がつくだろう。しかし、実際フィールドに出て初めて必要性に気が付く道具がある。そんなお役立ちアイテムを紹介!

■水汲みバケツ

ロープ付きのバケツ:開口部に重りが装着され、着水時に開口部が自然と水に潜り水を汲みやすくしたものもある

 釣り場では餌を付けたり、魚を触ったりと手を洗いたくなる機会が多くなるため、バケツがあると便利。海釣りでは特に釣り場と水面までの距離があることが多いので、ロープの付きの水汲みバケツが必要になる。ロープなしのバケツで無理な体勢で水汲みを行うと転落するケースもあるので注意が必要。

 水面が近く、安全に水を確保できる場所以外では、淡水、海水を問わずロープ付きのバケツを水面まで下ろして水汲みをするか、水深がある所まで投げ入れて水汲みをすれば安全だ。

 また、水面までの距離が遠い堤防などでは、ロープに等間隔でひとつ結びなどでコブを作っておくと、ロープを手繰って水の入ったバケツを引き上げる際に滑らずに引き上げることができる。

 水を汲む際は、紐の末端を柵などに結んでおくことで、ロープごとバケツを落下させてしまうことを防止できるので覚えておきたい。可能であれば水汲み用と、水を溜めておくロープなしの2つのバケツを用意しておくと、釣れた魚を一時的に入れておいて観察することもできておすすめだ。

■釣り専用タオル

根がかりしてしまった時も、タオルを手に巻きつけてからラインを引っ張ると怪我をしにくい

 濡らして固く絞ったタオルを準備しておきたい。濡れたタオルは風にも飛ばされづらく、汚れた手を拭ける便利さだけではなく、重要な役割がある。釣れた魚を直接乾いた手で触ると、魚が「火傷」に近い状態となりダメージを与えてしまう。それを防ぐために、水に浸けて冷やした濡れた手で触るか、完全に濡らしたタオルで掴む必要がある。

 魚によってはヌメりが強く掴みにくい場合があるので、濡らしたタオルがあると重宝する。これなら魚を弱らせず、滑りにくく掴みやすいのでおすすめだ。便利さと、魚への配慮のためにも必ず持っていってほしい。