●主に料理を楽しみたい人向けのフォールディングナイフ

アウトドアでの料理に向いているフォールディングナイフ(撮影:小松優太)

 アウトドアで主に料理をするためのナイフがほしい人には、フォールディングナイフがおすすめ。

フォールディングナイフは刃を折りたたんでハンドルに収納可能(撮影:小松優太)

 フォールディングナイフは折りたたみ式で、構造的にシースナイフほど頑丈ではないのでブッシュクラフト向きではない。しかし、刃が薄く、包丁と似た形状をしているため、食材のカットには適している。

 フォールディングナイフは軽量で取り扱いやすいものが多いため、食材のカットに限らず、皮むきやじゃがいもの芽取りなどといった細かい作業も行いやすい。さらに、折りたためてコンパクトになるので、どこへでも気軽に持ち運べる。

■サブナイフとして持つなら、アーミーナイフがおすすめ

さまざまなツールがまとまっているアーミーナイフ(撮影:小松優太)

 アーミーナイフとは、ペーパーナイフやドライバー、ハサミなどの各種ツールがまとまっている道具であり、十徳ナイフやマルチツールとも呼ばれている。サイズが小さいため、シースナイフやフォールディングナイフのようにメインのナイフとして使うのには向いていないが、シーンに応じて幅広く対応できる。

 さらに、手のひらに収まるほどコンパクトで持ち運びやすいため、ワインの栓を開けたり、缶詰めのフタを開けたりと、サブナイフとして活躍する。