焚き火が楽しい季節がやってきた。

 焚き火の火起こしに便利なのが着火剤。少量でよく燃えるので、毎回お世話になっているキャンパーも多いはずだ。ただし、着火剤は上手く使わなければ宝の持ち腐れ。スマートに火を起こすには、薪の選定や組み方が重要なため、火起こしに手間取ることもあるだろう。

 そこで、今回は着火剤を使わずに、どこの家庭にもある「段ボール」を使用した火起こしの方法を解説する。この方法なら初心者でも簡単に火起こしができる。

■着火剤を使用した一般的な火起こしとは?

左から着火剤、燃えやすい細い枝、火持ちのよい太い薪

 段ボールを使用した火起こしを説明する前に、着火剤を使用した一般的な火起こしの方法を説明する。

 火起こしのためには着火剤の他に、麻紐や木のチップ、細い枝などの燃えやすいものと、火持ちのよい太い薪を用意しよう。手順は以下になる。

1.太い薪を斧やナイフで割り、握った手にちょうど納まる太さの薪を数本作る。

握った手に納まる大きさの薪を数本用意する