■古来からの景勝地

 「義経岩」には歩いて上の祠に行くことができる。「道の駅雨晴」がすぐ近くにあることもあり、休日の日中は結構な混雑となる。朝早く行くのが一番だ。 

「義経岩」の上にある小さな祠(撮影:小林 恵)

 江戸時代には松尾芭蕉もこの地を訪れ、「わせの香や  分入右は  有磯海」という句を残している。「有磯海」は大伴家持の古歌にちなむ、越中の代表的な歌枕だ。古来よりこの景色は人々を魅了してきたのだろう。

「おくのほそ道」にも出てくる景勝地(撮影:小林 恵)
キャンプ場の目の前に広がる富山湾。左手には能登半島が見える(撮影:小林 恵)

 写真を撮ったらキャンプ場に戻ってのんびりしよう。目の前におだやかな富山湾、そして立山連峰があればそれだけで満ち足りた気分になれる。この絶景を日々眺めながら暮らしている富山の人々は、何という贅沢な生活をしているのだろうといつも思う。

 

雨晴キャンプ場
・住所 富山県高岡市太田 字田津口4764-4
・電話 雨晴観光協会 0766-44-6200(受付時間:平日9時~17時)

・URL https://www.city.takaoka.toyama.jp/midori/kanko/camp/amaharashi.html
 ※開設時期はホームページよりご確認ください