富山県の観光パンフレットに必ずといっていいほど登場する絶景スポット、高岡市・雨晴海岸(あまはらしかいがん)。ユネスコ後援のNGO「世界で最も美しい湾クラブ」にも加盟する「富山湾」に浮かぶ「立山連峰」を望む。海の上に3,000m級の山々を望むことができるのは、世界でも3ヵ所だけだそうだ。

 無料のキャンプ場(7、8月は有料)に泊まり、翌朝のご来光シャッターチャンスを狙う。このキャンプ場は車だけでなく、JR氷見線でも行くことができ、鉄道派の人にもおすすめだ。

■JR氷見線でも行ける「雨晴キャンプ場」

海沿いを走るJR氷見線(撮影:小林 恵)

 ブリで有名な「氷見(ひみ)」の近くにある雨晴キャンプ場。海の前の松林の中にあり、無料(※)で、予約・受付なしで使える。(※7、8月は管理協力費が必要。1グループ1日500円)

 JR氷見線沿いにあり、鉄道派のキャンパーにもおすすめだ。また、高岡駅南口から路線バスも出ている。キャンプ場の敷地は十分な広さがあるが、駐車場は収容台数があまり多くないので、連休など混雑する時期は早めの時間に到着しておきたい。

 まずはテントを設営。

キャンプサイトは松林の中にある(撮影:小林 恵)

 このキャンプ場ではトイレと水場、そして冷水シャワーが使える。スーパー・コンビニがやや遠いので、買い出ししてから行った方がよい。

春は立山連峰の残雪が浮かび上がる(撮影:小林 恵)

 テントを設営したら、撮影スポットを下見しよう。キャンプ場からも立山連峰は撮影できるが、歩いて10分ほど南に行くと、有名な「義経岩(よしつねいわ)・女岩(めいわ)」を手前にしたアングルで立山連峰を撮影できる。

 キャンプ場の前を「富山湾岸サイクリングコース」が延びていて、ここを拠点にサイクリング・ジョギングも楽しめる。

 翌朝は早起きとなるので、早めの就寝を心がけたい。