■里山を巡るアートは体力が必要!?

自然とともに風景を変える「かかしプロジェクト」

 里山と自然を活かしたアートのため、いろんな場所に作品があります。松代城までの2kmの間にも多くの作品があります。徒歩であれば、城まで登山気分で楽しむことができます。体力に自信がなければ、上りはシャトルバスで、下りは歩いてゆっくり作品を堪能するのもいいですね。

体感するアートのひとつ「廻転する不在」

 道中には棚田を活かした「かかしプロジェクト」や太い柱に吊るされた大きな色鉛筆の群れ「リバース・シティー」、夜間は点灯し夜空に浮かび上がるような「手をたずさえる塔」など複数の作品が見られます。この日は坂道を8,000歩近く歩きました。作品を探す楽しみがあるので、そんなに苦ではなかったですね。

■ 300点を越える作品! じっくり巡るために舞子高原ホテルの鑑賞プランを活用

ゲレンデを眺める部屋で翌日のために体を休める

 大地の芸術祭には有料の鑑賞エリアがあります。作品鑑賞パスポートがあれば、有料施設に3回まで入場可能な施設があったり、越後妻有地域のお店で利用できる割引のサービスがあったりと特典も。2022年の開催は、4月29日から11月13日までと期間が長く、複数の施設を巡るならパスポートがあるとお得ですね。

 そこで今回は舞子高原ホテルの「大地の芸術祭」作品鑑賞パスポート付きの宿泊プランを活用しました。ホームページでも鑑賞プランや写真の撮り方など参考になったことと、夏のスキー場を見たいと思って決定。ホテルは関越自動車道・塩沢石打ICから2分とアクセスしやすく、パスポートをすぐ受け取って出発できました。

 雪が降ればパウダーが楽しい緑色のコースを眺めるのも、冬の妄想をかき立てる楽しみのひとつです。明日もたくさん歩くことになりそうなので、舞子温泉につかりながら入念に足をマッサージ。南魚沼産コシヒカリを食べて翌日のために力を養います。

後編に続く……

大地の芸術祭2022
住所:新潟県 妻有地域
公式ページ:https://www.echigo-tsumari.jp/
休日:火曜・水曜

舞子高原ホテル
住所:新潟県南魚沼市舞子2056−108
電話:025−783−3511
アクセス:
(車)関越自動車道・塩沢石打ICから2分
(電車)上越新幹線・越後湯沢駅から無料シャトルバス
公式ページ:https://www.maiko-resort.com/echigo-tsumari/