●アウフギーサーのパフォーマンスについて

 出場者全員の方から、お客さんを喜ばせたい、アウフグースを好きになって欲しいという気持ちがタオルに乗って伝わってきます。テーマについてはワールドワイドを意識してか、アニメや神話など日本文化をセレクトしている方が多い傾向にありました。ただ人によって会場の雰囲気は全く違うものになっていました。少しフィギュアスケートに似ているかも知れません。

 2名以上で行う団体戦は、個人のパフォーマンスのレベル等に加え、調和やシンクロ率なども審査基準になります。チアリーディングの経験がある筆者は、シンクロする難しさ、練習ではミスをしなかったのに本番で失敗してしまう怖さなどを思い出し、技を見ていると応援する気持ちがどんどん膨らんで熱狂していきました。久しぶりにこんな熱い気持ちにさせてくれてありがとう、と心の中でお礼を言っていました。

 私が見ることができた範囲で、ACJの決勝に進出した出場者の方を一部、ご紹介したいと思います。

サトシ&アスカ(NatureSauna):10年以上前からアウフグースをけん引してこられたお二人。千と千尋の神隠しをテーマに楽しいパフォーマンスをされていました。お笑い芸人でもある箸休めサトシさんはカオナシ役がハマっていた。(YouTube配信より)
鮭&鱸コンビ(サウナ&カプセルホテル北欧):シンクロ率100%!手をつなぎながら反対の手でタオルを見事に回すなど二人の絆を感じました。(撮影:池田晶紀)
鮭&鱸コンビ(サウナ&カプセルホテル北欧):シンクロ率100%!手をつなぎながら反対の手でタオルを見事に回すなど二人の絆を感じました。(撮影:池田晶紀)
りゅーきイケダ(センチュリオンホテルヴィンテージ神戸):細い体がしなやかに強く自在に動く。白い袴のような上着で蒸気を仰いだ後、そのままさらりと着たシーンが印象的!(YouTube配信より)
りゅーきイケダ(センチュリオンホテルヴィンテージ神戸):細い体がしなやかに強く自在に動く。白い袴のような上着で蒸気を仰いだ後、そのままさらりと着たシーンが印象的!(YouTube配信より)
たまちゃん(スパラクーア):「日本のサラリーマンの1日」というテーマが独創性に溢れ一瞬で全員の心をつかむ。スーツ姿で満員電車からスタート。舞台を見ているよう。(撮影:池田晶紀)
鮭山未菜美(サウナ&カプセルホテル北欧):笑顔で一生懸命アウフグースする姿に感動。京都の文化を伝えたいと舞子姿でおもてなしをしていた。(撮影:池田晶紀)
五塔熱子(Nature Sauna):「やまたのおろち」をテーマに完璧な世界観と気迫あふれるパフォーマンスがかっこいい。熱子さんは、風と一緒に愛が届きます。(撮影:池田晶紀)
五塔熱子(Nature Sauna):「やまたのおろち」をテーマに完璧な世界観と気迫あふれるパフォーマンスがかっこいい。熱子さんは、風と一緒に愛が届きます。(撮影:池田晶紀)