■一日に100人しか入れない無人島の南島
小笠原諸島の中で一番大きい父島の南東には、国立公園特別保護地区に指定された南島が浮かぶ。南島には認証された東京都自然ガイドが同行しないと上陸ができず、生態系を守るために1日に100人しか上陸が許されていない。ウミガメや海鳥の産卵の場所にもなっている南島では、まるで日本とは思えないような手付かずの自然の姿が楽しめる。
東京都から1000km離れた南の島、小笠原諸島。日本国内には美しい自然が多くあるが、小笠原諸島のような独特の生物を楽しめる場所は少ない。国内の他の場所に比べると行きにくさはあるものの、そのぶん強烈な感動を味わえるだろう。